中小企業診断士

リスティング広告屋が「中小企業診断士」の勉強を始めた理由(ワケ)

2020年に入ってからTwitterを全く投稿していなかったのですが、なぜかフォロワー数は増えていました。

フォローしていただいた方を確認してみると「中小企業診断士」に関連する人たちが多いこと。

『自分のアカウント名に「(中小企業診断士勉強中)」って書いてあるからか』

と思いながら色々と調べてみると、1月3日に田端信太郎さん(@tabbata)が「中小企業診断士」について、

とツイートしたことで、それをきっかけに「中小企業診断士」に関する話題が盛り上がっていたようです。

ただ、私はTwitter自体もあまり見ていなかったため、このことに気づいたのは7日の夕方。

このブログを書いている現在、田端さんの『中小企業診断士って資格はクソだと思ってます』ツイートへの話題も減っています。

ビッグウェーブに乗ることはできませんでしたが、折角なので「リスティング広告屋が「中小企業診断士」の勉強を始めた理由(ワケ)」について書きます。

※今年のブログも特にオチは無いです。



そもそも「中小企業診断士」とは?

「中小企業診断士」とは、経営コンサルタントの国家資格です。

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。

法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。

中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。

中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。

経営に必要な「経済学」「マーケティング」「財務会計」「物流」「法律」「情報システム(IT)」といった、幅広い分野の知識を習得する必要があります。

試験は毎年8月(2020年は7月)に1次試験(マークシート・選択式試験)と2次試験(筆記・口述試験)が実施され、その合格率は約4%です。



田端さんの『中小企業診断士って資格はクソだと思ってます』ツイートの切っ掛けは?

先日、田端さんが出版された本「これからの会社員の教科書」の中で、資格取得についての項目があり、そこで「中小企業診断士」について”イマイチな資格”と書かれていたことが発端のようです。

ただ、私は12月に「これからの会社員の教科書」の本は買っていませんでしたが、こんなツイートをしていまして

田端さん本人のアカウントからもRTされていたので、『何でだろう?』といった感じでした。

(田端さんが機械的に「@tabbata」をRTしていただけかもしれませんが …)

実際に「これからの会社員の教科書」を読んでみた

有名人のハウツー本はあまり好きじゃないのですが、読んでみないとことには何とも言いようがないなと思い、「これからの会社員の教科書」を購入しました。

tabata

まず、本を読んでみた感想は「めちゃくちゃ面白い」です。

本に書かれていることを全て真似する必要は無いですが、田端さん本人が「プロサラリーマン」と自称するだけあって、社会で生き抜くための”お作法”が書かれています。

『自分も20代の頃、先輩や上司から同じこと言われてたなぁ。』

と、ブラック企業で営業マンをやってたころのことを思い出したりしました。

ただ、今はちょっとしたことがパワハラなる時代なので、この本に書かれていることをそのままアドバイスするのも難しいんだろうなと感じました。

なぜ「中小企業診断士」の資格はクソなのか?

この本の「52:資格はチャンスを手に入れるためのチケット」の項目で、

『資格を取得すること自体に意味はないけど、資格を持っているとチャンスは広がる』

といったことが書かれています。

例として「TOEIC」や「簿記」、また開業できるレベルの”業務独占の資格”として、「弁護士」「会計士」「税理士」などを上げています。

ただ”名称独占の資格”の「中小企業診断士」は、差別化にならないのでイマイチだと書かれていました。

”業務独占の資格”とは、「その資格(免許)を持っている人にしかできない業務がある」というものです。

それに対して”名称独占の資格”とは、「資格を取得したら、その肩書を名乗ってもいい」というものです。

「中小企業診断士」は経営コンサルの国家資格ですが、経営コンサル業は「中小企業診断士」の資格を持っていない人でも行うことができます。

この本は、サラリーマンに向けた指南書なので

『「中小企業診断士」の勉強をする時間があるなら、先に別のことを勉強した方が良い』

『経営は本で得た知識よりも、実際に副業をやって経験した方が覚えられる』

という意図で”イマイチな資格”と書かれているのかなと思いました。



私の感想:『それでも「中小企業診断士」の勉強をしたい人はすればいいんじゃない』

「経営コンサルとして独立したい」のであれば、資格がなくてもできる仕事なので、

・経営コンサル会社に転職してノウハウを学ぶ。

または

・さっさと独立してお客様を見つけて実務をこなす。

した方が良いかなと。

リスティング広告の資格のように、数時間で取れるのならまだしも、1年に1回しかチャンスがない合格率4%の資格に時間をかけるのはもったいないかな、と。

それに、リスティング広告も「資格を持っている」や「認定パートナー」だからといって、その会社(その人)が成果を出せるとは限らないですし。

※過剰に「資格保有」や「肩書」、「認定パートナー」をアピールするリスティング広告屋は、逆に『ほんとに大丈夫かな?』と疑ってみてもいいかもしれませんね。

(おっと、こんなところにアミジャットの「Googeleパートナー」のバッジが)

まぁ結局は、

『田端さんに「中小企業診断士」は役に立たないって言われてる…』

と悩む程度の意気込みなら、勉強しない方がいいんじゃないかな、と。



リスティング広告屋が「中小企業診断士」の勉強を始めた理由(ワケ)

「中小企業診断士」の勉強をしようかなと思い立ったのが、2019年の10月。

その理由は単純です。

①今まで知らなかった分野について勉強してみたかったから

②たまたまYoutubeで「中小企業診断士」のことを知ったから

③時間に余裕ができたから(仕事が減ってしまったから…)

この3つです、はい。

特にオチはないです。

「中小企業診断士」として、経営コンサル業で稼ぎたいとかではないです。

稼ぐだけなら、リスティング広告運用を軸に、アクセス解析やサイト制作、プログラムの勉強をし方が効率的です。

ただ単に「中小企業診断士の勉強をしたくなった」だけです。

特にオチはないです。

大切なことなので2回書きました。

①今まで知らなかった分野について勉強してみたかったから

2019年に妻と一緒に「1級小型船舶免許」の取得に向けて勉強しました。

1日中、ファミレスにこもって、海図を広げて勉強していました。

で、この「勉強すること」がめちゃくちゃ面白かった。

最初は

『「海里」とか「ノット」とか何なの?「キロメートル」と「時速」に統一してよ、分かりにくい』

と思っていましたが、「海里」と「ノット」と「緯度・軽度」の関係性や仕組みを知ると

『「海里」と「ノット」を考えた奴は天才や!』

と驚く。

あと

『方位磁針が指す「北(磁北)」は、北極星のある「北(真北)」とズレる』

も初めて知りました。

世の中には、知らないこと、自分が勉強していなかったことっていっぱいあるんだなと。

これで「今まで知らなかった分野を勉強したいな」の意欲が高まりました。

②たまたまYoutubeで「中小企業診断士」のことを知ったから

法律事務所に勤めていたころ、法律のことを覚えるため「行政書士」の勉強をしていました。

「憲法」までは勉強したのですが(「公共の福祉とは」など面白いです)徐々に日頃の仕事が忙しくなってきて、勉強を投げ出しました。

『フリーランスになってから士業のお客様も多いし、「行政書士」の勉強をやり直そうかな』

と考えていたところ、たまたまYoutubeのオススメにこの動画が上がってきました。

ラファエルさんはチャンネル登録どころか、動画自体を今まで1度も観たことが無かったので、

『Googleさん。ちょっと私の行動を読み過ぎてない?』

と思いながらも、この動画を見ました。

『成功しているYouTuberは、ちゃんと経済学の勉強もしてるんだな』

と感心し、「中小企業診断士」の勉強に興味を持ちました。

③時間に余裕ができたから(仕事が減ってしまったから…)

ちょうどこの頃、2つの案件が年内で終了することとなり…。

『しばらくは新規案件もなさそうだし、もう2020年は「勉強の年」にしよう』

と、勉強に集中することを決意!

このことを、2019年の末に「2019年のアミジャットを「運営堂メルマガ」と振り返る」というブログの中で書きました。

ありがたいことに、このブログも「運営堂メルマガ」に取り上げていただいたのですが、「中小企業診断士」についてコメントが。

運営堂メルマガ

まぁ、そうですよねぇ・・・。



「中小企業診断士」を勉強してみた感想

正直、『難しすぎる…』が今の感想です。

ノウハウコレクターの感覚で取得できるレベルの資格じゃないです。

ラファエルさんも「読むだけで勉強になる」と言っていたので、まず最初は7冊まとめて購入したTACの「スピードテキスト」を読み進めていました。

「1:企業経営理論」はマーケティングに関する内容なのでなんとか読み終えたのですが、「2:財務・会計」でギブアップ。

読んでても文字が網膜に映っているだけで、全く頭に入らない。

「Webマーケッター瞳」みたいな、初心者向けの入門書を先に読まないと無理だと判断し「中小企業診断士 合格へのはじめの一歩」を購入。

中小企業診断士はじめの一歩

電車移動中や入浴中など、少しでも時間があるときはこの本を読んでいます。(ボロボロです。)

この本はイラスト付きで分かりやすく、1~7章全部の概要はなんとか把握できました。

そこから「スピードテキスト」に戻って読み進めているのですが、理解しているかどうかは問題を解いてみないと確認できないので、結局「過去問集」を購入。

・過去問を解く

・解説を見て、スピードテキストの該当箇所を確認

の繰り返し。

本来は資格取得が目的じゃないので「テキストだけ読んで内容を把握したらOK」のつもりが、結局は「資格取得のための受験勉強」のやり方になっています。

問題文はこんな感じです。

中小企業診断士の過去問

最近「日本人の”読解力”の低下」が話題になっていますが、まさに痛感しています。

まず、問題文の内容を把握するのが難しい、そして横文字が多すぎる…。

頑張ります。



まとめ

つい最近、「中小企業診断士」の勉強をしておいて良かったなと思うことがありました。

先日発表されたフィードフォース社とアナグラム社のグループジョイン。

まず、フィードフォース社の「アナグラム株式会社のグループジョインに関する説明資料」がこちら。

アナグラム社の業績推移が掲載されています。

そして、アナグラム阿部さんのnote「アナグラムのフィードフォースグループジョインに関するメモ」がこちら。

noteの中にこんなコメントが書かれています。

私自身、経営者を10年やって気づいたんですが、経営者には2種類います。それはお金を稼ぐのが得意な経営者と、使うのが得意な経営者です。私は前者は比較的得意なんですが、後者においては非常に不得意意識があります。それはアナグラムの業績を見れば明らかです。

少し前の私なら「業績」の読み方が分からなかったので、

『稼いだお金は、社員の給与に使えばいいんじゃないの?』

程度のことしか考えられなかったです。

ただ、今もまだまだ勉強不足ですが、「財務・会計」の中で「売上高営業利益率」と「総資産回転率」を知りました。

公開された事業推移を見ると、

「売上高営業利益率」・・・17年:24.6%⇒19年:34.1%(約10ポイント増)

「総資産回転率」・・・17年:50.4%⇒19年:43.0%(約17ポイント減)

業績から、阿部さんの「稼ぐのは得意だけど、使うのは不得意」の意味を把握できるようになりました。

で、この「業績から「売上高営業利益率」と「総資産回転率」を見る」ことが、社会人の常識だとしたら

『その年齢でそんなことも知らないの?』

と、世の中のことを知らずに生きていくところでした。

冒頭で紹介した田端さんの「これからの社会人の教科書」でも、『経済学と法律は「ビジネスの基本ルール」として勉強しよう』と書かれています。

面白いことに、この本の中で”イマイチな資格”と書かれている「中小企業診断士」の勉強をすると、経済学から企業法務を覚えることができます。

また、マーケティング論やインターネット(経営情報システム)の内容もあり、『これ、リスティング広告運用者と相性がいい資格じゃない?』と思ったりもします。

「中小企業診断士」に興味をもったリスティング広告運用者の方は、まず「中小企業診断士 合格へのはじめの一歩」だけでも読んでみてはいかがでしょうか?

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リスティング広告運用のフリーランス。サイトのアクセス解析やライティングもやってたり。このホームページもWordPressで自主制作。趣味は野球、サッカー、プロレス観戦。
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