YDNサーチターゲティングについて、色々と試してみて効果があった設定方法をご紹介します。
YDNサーチターゲティングとは
まず、YDNサーチターゲティングとは、Yahooで検索した人の検索キーワード履歴に合わせて、YDNのネットワーク上にバナー広告やテキスト広告を配信できるメニューです。
少額での運用に有効な「YDNサーチターゲティング」
コンバージョン獲得には、リスティング広告(検索連動型広告)の実施が最も効果的ですが、予算が少額で限られている場合にリスティング広告を実施すると、例えば『エンジニア 転職』『ジュエリー 購入』など、キーワードによっては1クリックだけで数千円のコストが発生してしまい、なかなか実施や運用が難しい場合もあります。
そのときは、このYDNサーチターゲティングがとても有効で、リスティング広告と同様に「キーワードで検索した」というモチベーションの高いユーザーに、安価なクリック単価で広告を配信できます。
予算が少額なときは、まずYDNサーチターゲティング&リターゲティング広告の活用をおすすめします。
YDNサーチターゲティングで成果を出す3つのコツ
YDNサーチターゲティングの運用で効果があった3つのコツを紹介します。
①サーチキーワードリストを「有効期間」で作り分けて、入札をコントロールする。
②サーチキーワードリストの「有効期間」に合わせて、キーワードの粒度を変える。
③サーチキーワードリストのキーワードを定期的に見直しする。(追加と削除)
その1:サーチキーワードリストを「有効期間」×「検索回数」で作り分けて、入札をコントロールする。
サーチターゲティングを配信するときは、まず「サーチキーワードリスト」を作成します。
このリストは「有効期間」と「検索回数」を変更することができます。
・有効期間:30日以内、14日以内、7日以内、3日以内、1日以内
・検索回数:1回以上、2回以上、3回以上
例えば「有効期間:1日×検索回数:3回以上」のターゲットユーザーは、今まさに検索をして情報を集めている人なのでモチベーションが高いです。
そのため、このリストに対しては高めの入札を行います。
また「有効期間:30日×検索回数:1回以上」のターゲットユーザーは、モチベーションが低い可能性もあるので、リマーケティング用の見込みユーザー集めと役割を決めて低めの入札で運用します。
最初は全ての掛け合わせリストで試してみましたが、運用工数などから「有効期間:1日×検索回数1回」と「有効期間:30日×検索回数1回」の2つのリストで入札を分ける運用方法に落ち着きました。
また、インフィード広告で配信する場合、私が入札の目安にしていたのは、
・「有効期間:1日×検索回数1回」リスト⇒掲載順位2以上
・「有効期間:30日×検索回数1回」リスト⇒掲載順位8前後
です。
ただ、商材によって効果的な期間などは変わると思いますので、まずは色々な掛け合わせを試してみてください。
※私が試した商材では「有効期間:1日×検索回数3回」は、なかなかIMPが発生しませんでした。
※「有効期間:3日×検索回数3回」も商材によっては有効なリストになるかもしれません。
その2:サーチキーワードリストの「有効期間」に合わせて、キーワードの粒度を変える。
「有効期間:1日×検索回数1回」などの高入札で運用するリストは、クリック単価も高くなるので登録キーワードを
『エンジニア 求人』『スポーツジム 入会』など、検索広告でもコンバージョン獲得につながるキーワードだけに絞ります。
逆に「有効期間:30日×検索回数1回」のリストは、見込みユーザーのトラフィック集めの役割に振り切って、単体ワードや競合名、またターゲットが検索しそうなキーワード(例えば経営者ターゲットなら「決算書」とか「経営」など)を登録して、ターゲットを広くし低CPCでのクリック獲得を狙います。
その3:サーチキーワードリストのキーワードを定期的に見直しする。(追加と削除)
YDNのレポート画面から、リストのキーワード別の数値を確認できます。
このレポート数値を見ながら、あまりに効果がなさそうなキーワードは止めていきます。
また、サーチターゲティングのキーワードは、設定できるキーワードが時期によって変わります。
3カ月前に登録できなかったキーワードが登録できるようになていることもあるので、こまめにチェックしましょう。
YDNサーチターゲティングのまとめ
YDNサーチターゲティングは工夫次第で少額でも効果が出せる広告メニューです。
GDNには無いターゲティング方法なので、ぜひご活用ください。