先日(19年12月21日)、静岡県で「【初心者向け】リスティング広告勉強会」を開催しました。
東京では交流会や勉強会を開催したことはあったのですが、東京以外の地域では初めての試みでした。
静岡でリスティング広告の勉強会を開催した理由(ワケ)や、実際に開催してみて感じた東京との違い(または同じだったこと)をまとめます。
目次
静岡でリスティング広告の勉強会を開催した理由
あえて名前は伏せますが、〇AN爵さん(@NYUSQUARE)からは、
『東京で開催すれば人も集まるのに、どうして地方で開催するんですか?移動費とか会場費とか、東京よりもお金がかかるのに…』
と言われたりもしました。
静岡で開催した理由は単純で
「リスティング広告に詳しくない人に対して、基本的な部分を分かりやすく伝える練習」
です。
自分のための勉強会です。
『地元静岡をリスティング広告やウェブマーケティングで盛り上げたい!』
という熱い理由ならカッコイイのですが、そもそも自分にはそんな力もないですしね。
でも書きましたが、今後はどの仕事でも
『周りの人たちとの「コミュニケーション力」』
が重要なスキルになると考えています。
※もちろん「技術」を備えたうえでの話しで、「口が上手い、頭を下げるだけの御用聞き」のような“コミュ力(媚び力)”ではないです。
最近、同じような考えのツイートを見かけたので紹介します。
たぶん1000年たって31世紀になってもビジネスの本質は「人と人の信頼関係」だと思う。 https://t.co/iDtgd9uj11
— 田端塾長@「これからの会社員の教科書」発売1週間で3万部突破! (@tabbata) December 21, 2019
運用型広告は、ますます「テクニカルな世界」から、「ノンテクニカルな世界」にシフトしていくと思う。技巧派の運用者よりも、中身が薄くとも、わかりやすく人に情報を伝えて動かせる人の方が、伸びるし増えていく。だからタグとか、サイト構造とか、基礎知識で躓くひとは、今以上に増えてくると思う。
— ぢょん |広告運用×マーケティング (@RKawtr) December 26, 2019
伝え方の練習方法は色々あると思いますが、
「地方でリスティング広告の勉強会を開催する」
を考えました。
東京だとリスティング広告に詳しい人や運用歴の長い人の参加もあり、「自動入札」や「アカウント構造」「ターゲティング設定」といった、テクニック論の話が中心になることも多いので、地元静岡での開催にしました。
※「自動入札の動き」とか「データがどう変わったか」のようなテクニカルの話も好きですが。
勉強会をやるうえで、自分の中で決めていたこと
目的が「物事を分かりやすく伝えるための練習」でしたので、以下のことを事前に決めていました。
・「自動入札」や「Mugen」の話はしない。(そもそも詳しく無いし…)
・リスティング広告の仕組みとやるべきことをシンプルに伝える。
・私が一方的に話すのではなく、参加者のディスカッションを中心にする。
です。
個人的には「オークションと広告ランク」の話は、短い時間で誤解なく伝えるって難しいなと改めて感じました。
「登録キーワードの品質スコア(インデックス)は気にしなくてもOK。良い広告文を作れば、自ずと成果も上がるよ」を、短時間でもう少し説得力を持たせて伝えられればな、と。
静岡でのリスティング広告勉強会は集客に苦労しました
東京での開催なら、「ウェブ担」に内容を掲載してTwitterで告知すれば、4~5名は集まるのですが、静岡は「1名」…。
その後、新田さん(@acssemble)主宰の勉強会で知り合った方が、静岡での勉強会に興味を持ってくれて、東京からわざわざ静岡まで参加してくれることに。
ここでやっと「2名」…。
『まぁ2名でも良いか』
と思いながらも、告知する手段は何かないかなと考えていたら、Twitterで「静岡のネット広告代理店が忘年会をする」との情報をGET。
主宰のスリーカウント鈴木様(@kabu_pf)に
『東京在住のフリーランスですが、地元は静岡なので参加させていただいてもいいですか?』
とお願いして、静岡での忘年会に参加しました。
『静岡ネット広告交流会』に潜入中。
スリーカウントの鈴木様(@kabu_pf )と記念写真#静岡ネット広告交流会 pic.twitter.com/uCCczw2Kre— 田島佑哉@アミジャット(中小企業診断士勉強中) (@amijat_work) December 13, 2019
皆んなで集合写真
#静岡ネット広告交流会 pic.twitter.com/Sti2kCIsfp— 田島佑哉@アミジャット(中小企業診断士勉強中) (@amijat_work) December 13, 2019
この忘年会で交流させていただいた静岡の広告代理店の方2名に、リスティング広告勉強会に参加いただきました。
合計「4名」、その中でオフラインでの集客が「3名」です。
よく
『ネット広告やSEOの会社が、何で電話営業するの?インターネットを使って顧客を集められないの?』
という批判を見ることもありますが、インターネットだけでは届かないユーザーもいるのだから、電話でも交流会でも色んな手段を使うべきじゃないのかな、と。
静岡の参加者もリスティング広告に詳しい
開催前までは「地方だと情報が入ってこない」という声をよく聞きくので、参加者からどのような質問が出るのか想像しにくかったのです。
勉強会での質問タイムは「あー、やっぱりそこは悩みますよね~」的な、ちゃんと管理画面の数値や実際のお客様と向き合っていると湧いてくる疑問を聞かれました。
都心も地方も関係なく、意欲の高い方は情報を集めたり、勉強されたりするのは変わらないなと感じました。
当初は設定方法などテクニカルな話はしない予定でしたが、質問内容が深かったので、実際に私の運用アカウントの設定内容を表示しながら、『こんなやり方もありますよ』といった説明をしました。
まとめ
嬉しかったのは会場を貸してくれた「ソージュース」のオーナー様から
『後ろで聞いてましたが分かりやすくて面白かったです。キーワードを設定するだけかと思ってたけど奥が深いんですね』
と言われたこと
『スムージーと同じで、何も工夫せず果物を混ぜでもこの味は出せません』
とお答えしました
— 田島佑哉@アミジャット(中小企業診断士勉強中) (@amijat_work) December 21, 2019
参加者が退席した後、会場をお貸しいただいたオーナー様と片付けをしていたとき、オーナー様から
『後ろで聞いていましたが、リスティング広告のことを知らない私でも、分かりやすい内容でした。』
と言っていただけました。
勉強会の目的だった
「リスティング広告に詳しくない人に対して、基本的な部分を分かりやすく伝える練習」
は、達成できたかなと感じた、嬉しい瞬間でした。
2020年もまた静岡でひっそりと、勉強会を開催できればなと考えています。