スラムダンクのアイキャッチ

『バスケットは…お好きですか?』

皆さんは「スラムダンク」というバスケット漫画を読んだことはありますでしょうか?

今年2022年は「スラムダンクの映画化」が話題になっております。

「スラムダンク」には心を動かす”名セリフ”が多く登場します。

そこで今回は「Web広告運用に役立ちそうなセリフ」をピックアップしました。

まだ「スラムダンク」を知らない人にも興味を持ってもらえたら幸いです。

なお、有名なセリフは沢北に『そのパターンも知ってる』と言われないように、できるだけ避けています。

また、このブログは『「スラムダンク」の検索トレンドに便乗しよう』という下心から書きはじめましたが、周りには内緒でお願いします。



Web広告運用に役立つセリフ①『いつも彼なりに必死に考えながらやってるんですよ』

「スラムダンク」を読んだことがある人でも

『こんなセリフあったけ?』

と思うかもしれませんが、私が好きなセリフの1つです。

主人公の桜木花道が、フリースローを特殊なフォームで投げようとしたときに、安西先生がつぶやいたセリフです。

「スラムダンク」は全体的に、

・体育館の隅でドリブル練習

・左手は添えるだけ

など、基礎を大切にする場面やセリフが多いのですが、安西先生の「自分なりに考えた結果から生まれた独創性」を認めるこのセリフは、個人的に印象に残っています。

さて、ここ最近のWeb広告運用(特にGoogle 広告)は、仕様の変化が激しいこともあり、

『「レスポンシブ検索広告」の推奨設定方法は?』

『「P-MAXキャンペーン」は実施すべきか?』

『どんなアカウント構成が正しいのか?』

といった、「答えを教えてください」的な質問をしたくなる場面が増えてきました。

もちろんWeb広告の原理原則を理解したうえで運用することは大切ですが、今の環境では

『これが正しいやり方です!』

と答えられる人は、媒体の担当者でも無理なのでは思います。「ケースバイケース」ってことも多いですし。

だからこそ、

『今の成果を改善するためには、アレがこうなると良い感じになりそうだから、こんな設定にした方が上手くいくんじゃないかな?』

と、少しぐらい「推奨設定」や「周りの人のやり方」とは違っていても、自分なりに考えたWeb広告運用を試してもいいのではないでしょうか。

私も「完全一致キーワードのみで運用する」など、媒体の推奨とは真逆の運用方法を試したりしています。

「型があっての“型破り”」ではありますが、自分なりの根拠や狙いや考えがあるのなら、“推奨とは違うやり方”を試してみてもいいんじゃないかなと考えています。

『ヘルプを見てもいまいち仕様も分からないし、掲載結果もブラックボックスみたいだし、とりあえず試してみた方が早いわ』

ってことも多いので。

あと最近、「試してみた」系で面白い内容だった、ASUE株式会社さんのブログを紹介します。

注意事項:お客様や勤務先とのルールを守ったうえで「独創性」を試してね

Web広告代理店に勤めている人は、代理店ごとの運用ルールなどがあると思いますので、ルールを守りつつ上長などの承認を得たうえで、「独創性」を試してみていただけると良いかなと。

また、お客様にも内緒で試すのではなくて、ちゃんと施策の意図を説明したうえで実施してくださいね。



Web広告運用に役立つセリフ②『まだ慌てるような時間じゃない』

このセリフは「スラムダンク」を知らない人でも、なんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。

陵南の仙道さんが、残り試合時間2分で相手チーム(湘北)の勝ちムードとなり、重い空気がチームメイトに漂いだしたときに伝えたセリフです。

『1本だ。落ちついて1本いこう』

と。

Web広告運用でも、新しい施策を試してみたら急に成果が落ちてしまい、3日後ぐらいにお客様からも

『このままで大丈夫ですか?』

と言われたとき、焦って

『今までの施策に戻しましょう』

と安易な判断で逃げたくなりますが、冷静に「成果が落ちているのは、新しい施策を試したからなのか?それとも、別の要因なのか?」と、“自分が良いと考えて実施した施策”から逃げない強さを持ちたいですね。



Web広告運用に役立つセリフ③『敗因はこの私!!』

陵南の田岡監督のセリフです。

「試合に負けた理由(自分自身の判断ミス)」を明確に述べたうえで、試合結果に対して自分自身が責任を取る名シーンですね。

Web広告運用においても、なかなか成果が出ないことは多々あります。

まずは成果に対して責任をもつこと。

そして「なぜ成果が悪いのか?」を分析し、反省から改善案を考えること。

この2つを田岡監督から学びたいですね。

お客様も「成果が悪かったを謝ってほしい」だけではなく、「成果が悪かった理由を教えて欲しい」のです。

まずはWeb広告運用に問題がないか因数分解して、「悪かった点」の抽出と「その改善案」を考えましょう。

そしてもし、『そもそもこの商品力(サービス)じゃ、コンバージョンなんか取れないよ…』と思いながらWeb広告運用を行っているであれば、一度「競合との比較資料」を作成して、お客様に“丁寧”に伝えてみてください。

単なる“お客様へのダメ出し”はNGです。

お客様も丁寧に作った資料なら見てくれますし、それを元に商品やサービス内容を変更してくれることもあります。お客様と一緒に成果を改善していきたいですね。



Web広告運用に役立つセリフ④『シュート2万本です』

安西先生のセリフです。

安西先生が主人公の桜木花道をジャンプシュートを鍛えるために与えた課題が、「1週間で2万本のシュート練習」です。

目標数値を決めたうえで、シュート練習の姿をビデオで撮影してフォームを確認しながら、ひたすらシュート練習を続ける。

桜木も安西先生に

『2万で足りるのか?』

と言い返すセリフ、上手くなるためなら何でもやるという覚悟を感じますね。

Web広告運用でも、目標数値を決めたうえで「施策を実施→成果の振り返り→課題を把握して次の施策を実施」を繰り返す必要があります。

また、同時に「施策の数をこなす」必要もあります。

やみくもに施策を行ってもダメですし、考えすぎて施策が止まってしまってもダメです。

“質”と“量”の両方を保ち、「正しいやり方で回数をこなす」ことが大切です。

とは言え、「1週間でシュート2万本」は、1日あたり2,858本、1日8時間の練習だとすると1時間あたり358本、1分間に6本(10秒に1本)のシュートを休まず打ち続ける必要があります。

“質”と“量”のどっちが大切かを考えると、“量”なのかもしれませんね。

私もWeb広告代理店に勤めていたころは、Web広告運用の“質”は私よりも凄い人が沢山いましたが、Web広告運用の“アカウント数”は誰にも負けない自信がありました。

まぁ最後はキャパオーバーで体を壊しましたが、数をこなさないと分からないこともありますよね。

桜木花道がシュート練習している姿を眺めるアプリ

世の中には「桜木花道がシュート練習している姿を眺めるアプリ」があります。

スラムダンクのアプリ1

スラムダンクのアプリ2

アプリストアで「桜木 シュート練習」で検索すると出てくると思いますので、興味のある人は買ってみてください。



Web広告運用に役立つセリフ⑤『バスケットは好きか?南よ』

勝つためなら相手選手に怪我をさせるラフプレーも行う、「エースキラー」こと豊玉の南。

その南が試合中に思い出した、“恩師”北野監督のセリフです。

このセリフで南は”試合を楽しむこと”を思い出してラフプレーを止め、チーム全体も試合に集中していきます。

さて、Web広告運用でも“ラフプレー”が存在します。

残念ながら「コンバージョンさえ取れれば良い」を優先し、景品表示法や薬機法を無視して、媒体の広告審査をいかに通すかだけを考えているWeb広告運用者(Web広告代理店)も存在します。

法律に違反するラフプレーを覚えてもその場しのぎにしかなりませんので、「ルールの中で成果を出す」ことに取り組みましょう。



Web広告運用に役立つセリフ⑥『シロートだからよ』

山王戦での桜木のセリフですね。

山王戦はぜひ漫画で読んでいただいたいので、このセリフの説明は省略します。

Web広告運用では、広告文やバナー、広告用LPの訴求案などを「Web広告運用を知っている人」だけで出しあうと、“お決まりのパターン”に収まってしまうこともあります。

ときにはWeb広告運用を知らない“シロート”のアイデアを取り入れることも大切です。

お客様もWeb広告運用のことは分からなくても、自社商品のことについては“プロ”ですので。

昔、お客様から広告文案として「夢×可能性=〇〇〇〇(サービス名)」のような訴求案をいただいたことがあり、私は心のなかで

『これは抽象的な表現すぎて何も伝わらないよ…』

と思いつつも、試しに広告掲載してみたら、この広告文の成果がもっとも良かったです。

お客様側でサービス利用者を深堀りしていったら、“将来を変えるきっかけにしたい”というペルソナが出てきたので、この訴求案を考えたとのことでした。

“シロート”のアイデアを参考にすることも大切ですし、

『自分は“シロート”だから、アイデアなんて出さなくてもいい』

と部外者意識をもってはいけません。



Web広告運用に役立つセリフ⑦『流れは自分たちでもってくるもんだろがよ!』

山王戦での宮城リョータのセリフですね。

これも山王戦の話なので、どんなシーンで出てきたセリフかの説明は省きます。

Web広告運用でも成果を改善するためには、自分たちで何かを変える必要があります。

広告の管理画面を眺めているだけでは何も変わりません。

外的要因、季節要因で数字が変わることはありますが、すぐに戻ります。

考えながら手を動かして、Web広告の成果の“流れ”を自分たちでもってきましょう。

で、このセリフは「私自身のフリーランス活動」にも響いているセリフです。

フリーランスは全てが自己責任のシビアな世界です。

収入やメンタルが落ち込んだときも、誰も助けてくれません。

『流れは自分たちでもってくるもんだろがよ!』

と、自分で自分を鼓舞して行動する必要があります。

これも不思議なものでして、「セミナー参加」や「ブログ更新」など行動を起こして忙しくすると、お仕事の依頼も増えだすんですよね。



まとめ的な何か

長々と書きましたが、伝えたいことは

『後悔はさせないから1度「スラムダンク」を読んでみて!』

です。

ちなみに私、アミジャット田島は、連載当時(90年~96年)に読んでいたわけではありません。

社会人になった28歳のとき、「スラムダンク」のセリフだけは知っていたので、試しに漫画喫茶で読んでみたら見事にハマりました。

今回、改めて1巻から読み直しましたが「木暮の3ポイントシュート」のところから泣きましたね。

でも「三井の有名なあのシーン」では泣きませんでした。

一部、ネタバレになるセリフも紹介しているかもしれませんが、「スラムダンク」はネタバレしてても面白い先品なので安心してください。

『Web広告運用は…お好きですか?』

「〇〇〇から学ぶWeb広告運用」シリーズ

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